BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンR/B 第1話感想

 ウルトラマンジードの物語が大団円を迎えてしばらくが経ちましたが、再び新たなウルトラマンの物語がスタートしました。それも、実にレオ兄弟以来となる兄弟2人のウルトラマンの物語が。

 というわけで始まりました、ウルトラマンR/B。今回もギンガ以降のいわゆるニュージェネレーションシリーズと同じく、もともとウルトラマンもいなければ怪獣もいなかった世界が舞台となりますが、さすがにここまでシリーズを重ねるともう第1回から安心して見られますね。ただ、ヒーローが拠点とする店といえば基本的には飲食店であるのが定番のこの世界において、主人公たちの家がまさかのセレクトショップという商売をやっているのには結構驚きました。主人公たちの紹介、怪獣の出現、そしてウルトラマンへの変身と初の戦いと、第1話としてのポイントをしっかり押さえていましたが、この1回でも自由奔放で興味の赴くままに突っ走る弟・イサミと、彼が突っ走りすぎないように抑える理知的な兄・カツミの主人公兄弟の人となりはよくわかるものになっていました。そして、初戦闘ですが・・・同じ慣れていない状況とはいえ、ジードとはえらい違い。平たく言ってしまえばグダグダですね。誰もが思い浮かべるヒーローの華々しいデビュー戦とはかけ離れたものでしたが、いきなりウルトラマンになってしまった人間の反応としてはこれまででも最もリアリティのあるものではなかったでしょうか。ただ、タロウのクリスタルで火の力というのはわかりますけど、ギンガのクリスタルで水の力というのはどうにもピンと来ませんでしたね。ウルトラマンで水と言ったらアグルでしょうし。緊張感があるとは言い難いグダグダな戦いの末にどうにかグルジオボーンを倒した兄弟でしたが、倒した後に落ちていた謎のアイテムを拾う謎の人物が・・・。この流れも、ニュージェネレーションではすっかりおなじみですね。