BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンR/B 第2話感想

 怪獣の出現とともにウルトラマンに変身する力を手に入れた湊兄弟。今回は夜中に人気のない山中で変身してウルトラマンの力を確認するところから始まりましたが、今までありそうでなかったシーンでしたね。変身可能な時間や、次の変身までは時間がかかるということについても、ジードとは別のやり方で説明する丁寧さはさすがにシリーズを重ねてきた作品だけあります。

 なにしろウルトラマンや怪獣についてはその存在すら認知されていなかった世界なので、世間では怪獣もウルトラマンも一緒くたに遭疲れていることに不満なイサミと、ウルトラマンの力の大きさに対して慎重になるべきと語るカツミ。科学者であるイサミよりもカツミの方が、「怪獣の出現がこれからもあるかもしれない以上自分たちに負けることは許されない」という論理的な考え方をしていることが面白いです。グダグダな戦いぶりを演じながらもなんとか勝った前回とは違い、今回からは兄弟で役割分担をしてコンビネーションをとりながら、特性を生かした戦い方に。おそらくはこれが、今後のロッソとブルの基本的な戦法になるのでしょうが、これまでのウルトラマンとは一味違ったバトルが楽しめそうです。2話目からブラックキングという強敵が用意されたのも、二人一組が前提のウルトラマンならばこのぐらいでなければ釣り合いがとれないという配慮かもしれません。ウルトラマンという名前を知っている愛染、父と母の交換日記に描かれていたクリスタルの絵と、次回へつながる謎をちらつかせるのもそつのない構成でしたね。