ギャングラー怪人がポーダマンに追われているところに遭遇したパトレンジャー。その怪人、ヨシー・ウラザーは国際警察に自首をして、ギャングラーの情報と引き換えに保護を求める司法取引を持ちかけてきた。いつになくノエルが強行に反対する一方、つかさは彼を信じて司法取引を進めるが・・・。
現在日本でも採用が議論されている司法取引の話を取り上げるとは、やはりスーパー戦隊は流行に敏感ですね。ヨシーの取り調べでベッタベタの刑事ドラマあるあるを演じる咲也。お前それがやりたかっただけだろう、とツッコみたくなりますが、あんな茶番に付き合ってあげた圭一郎は本当にいい先輩です。最終的に物語は驚きの結末を迎えることになりましたが、あれがコレクションの力によるものだとわかっていたのなら、ノエルはもっと早くつかさに伝えるべきでしたね。いつものノエルだったらもっと効率を重視した動きをしていたはずなので、ちょっと今回は彼らしくないなと思いました。
そんなつかさにとっては切ない幕切れを迎えた直後現れた、ゴーシュ狂気の実験の産物である実験体。ギャングラーが金庫を本体とした生物であることを考えれば、さしずめ心臓が何個もついている化け物みたいなものですね。金庫の中にはコレクションの力を弱めるコレクションもありましたが、それがゴーカイジャーのモバイレーツをモデルにしたものであるのがちゃんと考えていますね。そんなコレクションの天敵とも言える強敵の前に、なすすべもなく敗北してしまうパトカイザー。ライモンの時と同じくまたしてもいきなりピンチがやってきましたが、果たしてどう逆転するのか・・・。
