BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

神ノ牙 -JINGA- 第1話感想

 ホラーが現世に出現するゲートとなりうるオブジェを破壊するため、とある女子校へとやってきたジンガたち。基本的に魔戒騎士の昼間の仕事は鍛錬かこのオブジェの破壊が専らであり、これさえちゃんとやっていれば滅多にホラーが現れることはないのですが、地味なせいか日常的にやっている割には描写されることの少ない仕事ですね。

 今回もオブジェの破壊そのものはつつがなく終わりましたが、当然それで話が終わるはずもなく、学校内でいじめを受けていた女子生徒にホラーが憑依する流れに。ジンガがホラーに手を噛まれてましたけど、あきらかにヤバいですよね、あれ。返り血を浴びたらどうなるかは知ってますけど噛まれたらどうなるかは明らかにされていなかったのでわかりませんが、ジンガの体内で何かが起こったような描写がありましたので、早くも先行きに暗雲が漂ってきた感じです。さらに、憑依されていた女子高生が元の人間に戻り、斬ったはずのホラーは魔戒剣にも封印されず忽然と姿を消してしまうという、前代未聞の事態が発生。今までのシリーズで時代や舞台は違えども徹底して共通していた「一度ホラーに憑依された人間は二度と人間に戻ることはない」という常識が根底から覆るとんでもない事件ですが、番犬所に報告しないでいいんでしょうか。