BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

神ノ牙 -JINGA- 第3話感想

 悪人を見逃したばかりに妻子を失い、ホラーとなって悪人狩りを始めた悲しい男の話。本来は被害者だった人がホラーになるパターンは他の牙狼シリーズ作品なら時々あるぐらいですが、このシリーズの場合今のところ全部というのが異様ですね。人間に戻したところであの男はまた悪人狩りを繰り返すだけなのではないかと思いましたが、自分にあんなことをした対戦相手の男を許して弟子に迎え入れたあたり、最初の女子高生が自分をいじめていた同級生と仲良くなったことといい、神牙の右手で斬られると人間に戻るだけでなくその人間が抱えていた事情まで改善される効果でもあるんでしょうか。もし今後、たとえばもともと殺人鬼だった人間がホラーになったりした場合は、それでも人間に戻すんでしょうか。まぁどんな奴であろうと人間は守り、ホラーは斬るのが魔戒騎士の鉄則ですからそうするんでしょうけれど。

 さて、やはり神牙のこの異様な能力は隠しおおせるものではなく番犬所の耳にも届き、一人の騎士に神牙を連行するよう命令が下りました。まぁ、当然そうなりますよね。