BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダージオウ 第10回感想

 前回は映司が登場したところで引きとなりましたが、いよいよ後半戦。比奈の「ふんにゅ〜」に始まり、「ちょっとのお金と明日のパンツ」などなど、オーズの重要なフレーズがポンポン飛び出して実にオーズ成分の濃い30分でした。歴史が変わった世界の映司も、紛争地帯で目の前の少女を救えなかったあのつらい出来事を経験しながらも、「たくさんの人と手をつなぐ」という、あの戦いを経て得たのと同じ結論に達していたことに安堵しながらも、アンクとの出会いがあってもなくても映司は同じところにたどり着いていたのかと思うと、ちょっと複雑な気分にもなりましたね。「たくさんの人と手をつなぐ」という映司に好感を持ったソウゴが、自分で勝手に王を名乗るのではなく誰からも望まれるかたちで王になりたいと考えるようになるかたちで理想とする魔王へと近づく流れもよくできていました。オーズアーマーの必殺技も、彼にしては珍しくタトバキックをほぼ完璧に再現。本家には及ばぬものの、なかなかよい「セイヤー!!」を聞かせてもらいました。