BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダージオウ 第22話感想

 鏡の中のもう一人の自分からの攻撃を受けるも、ミラーワールドからの脱出に成功するソウゴ。だが、現実世界に戻ってからも、鏡の中からもう一人の自分が執拗に自分を罵倒してくる。アナザーリュウガと再び戦闘になったゲイツが苦戦する中、ソウゴは再び真司に会いに行くが・・・。

 

 龍騎編後編にして、ジオウのパワーアップ回。ジオウのパワーアップ回がなぜ龍騎と絡むのか、不思議に思っていましたが今回で得心がいきました。これまでオーマジオウになる未来を否定してきたソウゴでしたが、自らを偽善者と罵るもう一人の自分、そして同じように自分の認めたくない心の一部の具現化であるもう一人の自分に苦しみつつも、それもまた本当の自分であることを認めなければ前へは進めないと覚悟を決める真司との出会いを通して、自分の中のオーマジオウとなる可能性を認めつつ、それでも最高最善の王となる未来にかけてみたいと心に決めることでもう一人のソウゴと一体化し、ジオウⅡへの変身を果たす。認めたくない自分の心の一部、心の闇を受け入れて前に進むというのは、ウルトラマンオーブペルソナ4を彷彿とさせますね。

 

 さて、久々に祝える黒ウォズの声も思わず弾むジオウⅡ。いわゆる中間フォームに相当する形態ですが、例年だとこれは基本フォームからはシルエットやカラーリングがガラッと変わることが多いですが、ジオウⅡの場合は正統進化というか、シルエットやカラーリングの方向性はそのままにストレートにパワーアップしたという感じのする見た目ですね。その分、ジオウの仮面がそのまんまくっついてる武器のデザインが尖ってますが。一方で、黒ウォズが使えばオーマジオウになると言っただけあって、時間を巻き戻したり未来を予知したりと、まさに時の魔王と呼ぶにふさわしい時間操作能力を持っている上、アナザーリュウガの攻撃反射能力を有り余るパワーで力技で無効化するという荒業を可能とする力まで持つすさまじさ。中間フォームでこれって、最強フォームのジオウはどんなのなんでしょうか。まぁその可能性の一つがオーマジオウなんでしょうけれど。