BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

スーパー戦隊最強バトル!! 第2話感想

 最強バトルに突如乱入した謎の戦士ガイソーグ。仲間を傷つけられた因縁のあるマーベラスは攻撃を仕掛けるが反撃を受け、それをかばった天晴が盾となってケガを負ってしまう。それを見ていた大和は、続く3対3のバトルで協調性のないマーベラスとスティンガーとでは勝ち抜けないと考え、一人で戦いに挑むが・・・。

 

 今回の見どころはマーベラスと天晴。変わり者チームの中では一番の先輩であるにも関わらず頭に血が上っていて元からあるとは言えない協調性がさらにダウンしている困ったマーベラスですが、それをなだめて落ち着かせるのが天晴というのがなんとも意外です。誰よりも真っ先に飛び出して突っ走る天晴を他のメンバーが追いかけたり軌道修正したりどうにかして首根っこをつかんだりして進んでいくのがニンニンジャーという戦隊なので、普段は気にかけられる側の天晴が率先してチーム内の関係改善のために動く(まぁそのやり方がしょうもないギャグというのもタカ兄らしいですが)というのは実に意外であると同時に、彼もやっぱりリーダーらしいことができたのだなあと感心しました。前回の圭一郎といい、スーパー戦隊の戦士の本編でも見せたことのない一面を見られるのがこのスペシャルのいいところですね。

 

 一方、一人でガオレッド、ギンガグリーン、バルシャークの陸海空チームに戦いを挑む大和。ここで大和の願いが明らかになりましたが、相変わらず重いもの背負ってますね。一人で陸海空全てを担当できるとはいえ、この三人を相手に本当に一人で勝ってしまうとは思いませんでした。走の出番は短かったですが、仲間の海の口癖だったネバギバ、そして本人の口癖である「やる気満々だぜ!」を聞けたのはうれしかったですね。「レッドは仲間を信じればよいだけ」という走の言葉から、マーベラスたちを信じずに一人で戦ったことを謝る大和というのも実に彼らしい。でも、やっぱりレッドって決して楽ではないですよね。少なくとも大和の場合仲間を信じる他にもやらなきゃならないことがありすぎましたし・・・。

 

 また一方、この大会の裏に不審なものを感じ取り、単身探りを入れるスティンガー。キュウレンジャーの司令官になったというのに単独行動したがる癖が抜けていない、こっちはこっちで困った奴ですが、その甲斐あって集めたジェムを使ってリタが何かを企んでいることを突き止めることに。また、別のチームのバトルに乱入したガイソーグに再び戦いを挑み、得意のゴーカイチェンジと敗北の経験を生かして見事その兜を弾き飛ばすことに成功したマーベラスでしたが、その下から現れたのはなんと天晴。やっぱりガイソーグは暗黒の鎧やドゴルドみたいに、誰かを取り込んで動く生きた鎧のようですが・・・。