BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンタイガ 第11話感想

 街で偶然魔法使いの女性と知り合ったヒロユキだったが、おりしも街では謎の触手に人々が襲われる事件が連続して発生。さらには地中からパゴスまでが現れ…と、なんとも情報量が渋滞してる回。先週があんなシリアスな話だったばっかりに魔法使い登場というのが余計に唐突に感じられますね。まぁ、魔法使い自体はプレッシャーとかミラクル星人とか、過去のウルトラシリーズにも出ているので問題はないのですが。そもそもタイガのお父さんだって、番組が終わった後に「コメットさん」にゲスト出演してますし(笑)。

 

 まぁそれはともかくとして、今回はやはり実にウルトラQ以来の登場となったパゴスに尽きますね。ウルトラ怪獣では最古参にもかかわらず、ウルトラマンと戦うのは今回が初めてというのが意外です。そんな記念すべき初対決ですが、硬い表皮でタイガの手を焼かせ、ウルトラQでも披露した金色の破壊光線ももちろん使用。そして新技であるドリル状の光線によってタイタスをも負傷させるという、最新のウルトラマン相手に最古参のウルトラ怪獣としての面目躍如ともいえる大健闘を見せてくれました。死ぬときに全身が石のように硬化するというのも、原典をちゃんと再現してましたね。

 

 パゴスを倒して一件落着かと思いきや、その直後に触手事件の真犯人であるギマイラが出現。こちらも80以来の登場となりますが、映像技術の進歩のおかげで、ギマイラの触手がさらに気持ち悪いことになってますね。それにしても、1クール目の終わりの前後編に出てくる怪獣と言ったら、以前だったらギャラクトロンとかの担当でしたよ。それと同じ役割をギマイラが担うというのはすごいことなんじゃないでしょうか。