BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンタイガ 第23話感想

 チブル星人たちがベリアル因子を使って生み出したニセベリアルが出現。さらにトレギアまで現れ苦戦を強いられるタイガだったが、そこへ現れたのは。

 

 タイガ&ゼロVSトレギア&ベリアル、正義と悪のウルトラマンタッグマッチ。今回はストーリー云々よりも、最終章突入前の最後のイベント、かつゼロの登場10周年を祝う回として楽しむべきでしょうね。TVシリーズでは久しぶりの登場となるゼロですが、タイガと一緒に登場すると、改めてこの10年間での成長ぶりを感じますね。偽物とはいえかつての宿敵であるベリアルを前にしても「せっかくジードが成仏させたのに余計なことしやがって」と余計な感情は一切見せないし、トレギアの煽りに対しても全くとりあおうとはしない。数々の戦いや出会いを経て経験を積んだゼロは、もはやウルトラ兄弟にも劣らない心身ともに鍛え上げられた一人前のウルトラマンへと成長したのだということを、今回改めて実感しました。トレギアとベリアルが相手でも、強化変身は一切使わずノーマルの状態で戦っても全く苦戦はしないというところも、その印象を強めました。一方、要約すると「ゼロみたいに完成されたウルトラマンは煽っても反応してくれないので面白くないから、タイガみたいな未熟なウルトラマンをおちょくって楽しんでる」という意味のことを言っていたトレギアは、どれだけ自分の株を落とせば気が済むんでしょうか。