滅亡迅雷.netの本拠地であることが判明したデイブレイクタウンに対して、包囲総攻撃を仕掛けるエイムズ。そりゃあ敵の本拠地がわかったら即総攻撃を仕掛けるのは当たり前と言えば当たり前ですけど、いきなり最終回のような急転直下の展開ですね。しかし、その程度で驚くのは早かった。バルカンアサルトウルフの必殺技から迅をかばった滅がやられるわ、その迅にイズがやられるわ、こちらにゆっくりと事態を受け止める時間さえ与えない衝撃の展開の連続。滅はアークからの指示で迅をかばったようですが、リーダーである彼がそうしなければならないほど、迅は彼らの計画にとって重要なファクターなのでしょうか。それにしても、滅をやられて激昂する迅の前にノコノコ出ていってやられるイズというのは、もう少しどうにかならなかったのでしょうか。あまりにもマヌケで不自然な流れで、どうにも高橋先生らしくありませんでしたね。
とにもかくにもリーダーである滅が倒されたことで、滅亡迅雷.netはあまりにもあっけなく壊滅したかに見えましたが当然そんなことはなく、怒りに燃える迅が大量の戦闘員と操ったギーガーを率いて侵攻を開始。バルカンとバルキリーが大ピンチに陥る中、或人はアサルトウルフキーのグリップを外し、シャイニングホッパーキーと組み合わせて変身することで、シャイニングアサルトホッパーへと変身。変身とともに朝日が昇る演出はめちゃくちゃかっこよかったのですが、それにしても、ゼアが作ったシャイニングホッパーキーとアークが作ったアサルトウルフキーが示し合わせたみたいに合体できたのは、みたいに、ではなくて本当に示し合わせているのでしょうね。ゼアとアークが同時に光を放つ描写もありましたし。人類を守る側であるはずのゼアと人類を滅ぼす側であるはずのアーク、その両者が協力して生み出したかのようなシャイニングアサルトホッパーに隠された意図とは何なのか。思えば高橋先生の前作であるエグゼイドは、ゲンムからパラドたちバグスター、そしてクロノスと、主人公たちと対立する勢力が次々と変化していきましたが、滅亡迅雷.netもまたそれと同じように役目を終え、新たなる敵が現れようとしているのかもしれませんね。
