BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第48話感想

 圭一郎たちを助けるために自らその身を差し出したノエル。彼を救うために作戦を立てようとする圭一郎たちだったが、そこへ電波ジャックをしたゴーシュがノエルの公開処刑を行うと宣言。パトレンジャーは、そしてルパンレンジャーは、罠と知りつつあえてその場に向かう・・・。

 今回の白眉はなんといってもノエルを救うために素顔をさらす覚悟をした快盗たちですね。咲也の辛さが見ていていたたまれないですが、表情や声には辛さを出さない圭一郎もまた、見ていていたたまれないものがありますね。これでもう快盗の3人の正体は世間に知れ渡ってしまいましたが、よくよく考えると、世間的にはともかく公的には彼らはそもそも何の罪に問われるんですかね。泥棒といっても盗む相手はギャングラーだけですし。ヤクザやマフィアの事務所を襲って金品を強奪したら罪に問われるでしょうけど、ギャングラーは人間じゃありませんから、人間相手の強盗の罪と同じように問えるのか。まぁ民間人が銃をぶっぱなしたり巨大ロボを乗り回したりしているだけでもいろんな罪に問われそうですけど、それを言ったら他の戦隊だって罪に問わなきゃならなくなりますし・・・。

 一方、急にイキイキし始めたのがボス。快盗の素顔を知ったところで彼にメリットなんか何もないのですから、あれは完全に悪趣味な嫌がらせですね。最近いろいろあって吹っ切れたんでしょうけれど、あのギラギラした残虐性こそがボスの本性なんでしょう。そんなボスの姿を見てこちらもご満悦のザミーゴですが、地位に興味があるわけでもないのに彼が組織に属しているのは、そんなギラギラしていた頃のボスに憧れていたのかもしれませんね。