BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード8感想

 心身が限界に達する中、白い光の巨神を目にする充瑠。しかし彼はそのまま意識を失ってしまい、邪面獣も突如眠りに入ったことで勝負は水入りに。そして気絶した充瑠は、夢の中でオラディン王と出会い…。

 

 充瑠がダウンしたのにまだ特訓を続けようとする4人に恐怖さえ覚えましたが、ファイヤとマブシーナ姫の叱責によって事なきを得てホッとしました。人間じゃない奴らの方がよっぽど充瑠の身を案じてくれているんですから、4人には猛省を促したいところです。オラディン王と同じく充瑠も自己犠牲をいとわない性格なんですから、なおさら他の4人がしっかりと支えてやらないといけません。

 

 さて、今回のトピックスはオラディン王に託されたイメージを元に充瑠が完成させた魔進エクスプレス。仲間のもとに一刻も早く駆けつける必要からイメージしたのが超特急というのは、相変わらず直球ですね。そして早くも登場の2号ロボ、キングエクスプレスですが、まさかガルザを乗せたまま魔進ジョーキーと無理やり合体するとは驚きです。アバレンジャーのキラーオーみたいなことを味方側がやる日が来るとは。ただでさえ兄と重なる言動のレッドにいらついていたうえに無理やり合体させられ愛機のコントロールを奪われ、力ずくで放った攻撃も邪面獣に対して利用されると、ガルザにとっては屈辱の極みみたいな展開の連続。そりゃあ怒りでさらなる闇の力に目覚めても当然でしょう。それにしても、わかっちゃいましたけど本当に行動の原動力の全てが兄に対するコンプレックスなんですね、ガルザ。過去にレッドを宿敵認定した悪の幹部は数あれど、物言いが兄そっくりだからむかつくとかいう他人にしてみれば知らんがなとしか言えない理由でつっかかられる充瑠も気の毒です。