BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーゼロワン 第35話感想

 前回に続き、ついにZAIAと滅亡迅雷.netが全面衝突を遂げた回。もののついでのように不破の過去も明らかに…なったと言えるんでしょうか。あまりにも普通すぎるらしく詳細な説明すらされませんでしたが。キーを腕力でこじ開けたり、アイデンティティに関わる記憶が捏造だったと明らかにされてもその場で立ち直ったりできるような男が、平凡な人生を送ってきたとは思えないのですが…。

 

 物語の本題としては、前回も匂わせていた通り滅の父性にまつわるものでしたね。アークの命令ではなく自ら迅を庇った滅を見て、彼の中にある確かな父性と、そこから生まれる夢を確信する或人。サウザーの必殺技から身を挺して滅をかばうとは相変わらず体を張っていますが、そこまでしなければ、ヒューマギアの夢を守るという信念は貫けませんからね。その結果として、或人のことを「ヒューマギアの未来を変える男かもしれない」と認識する滅。滅亡迅雷.netのリーダーとして人類絶滅の急先鋒だった彼が、人間に対してこのような評価をするのは驚きですが、一方で当初の予定通り雷を復活させ、ついに滅亡迅雷.netのオリジナルメンバーが勢ぞろいすることに。いよいよ滅亡迅雷.netの最終計画が始まるのか…というところですが、ついにゼロワンにもコロナのしわ寄せがやってきたのか、次週は総集編。