BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード0感想

 コロナの影響により新作が放送できないのはこちらも同じですが、こちらの場合はまだ1クールも経っていないので総集編をやろうにも素材が少ないのがライダーよりも危機的ですね。そんな中、劇場公開のエピソード0を早くも放送という、こちらも英断。エピソード0自体の感想は劇場公開時に書いたので改めて触れませんが、今と比較して改めて見直すと、それぞれのキャラのギャップがすごいですね。充瑠は芸術家にありがちな人とのコミュニケーションに難がありそうな子かなと思っていたら、実際は仲間がそれぞれの力を出し切れるように周囲に気を配ることのできる子でしたし。時雨は二度の主役回を経てポンコツぶりが明らかになった今から見れば、エピソード0時点でのクールなキャラを崩すまいと無理してた頃の姿はニヤニヤしてしまいますし。そして何より、国を裏切り兄を裏切った冷血非道の悪役然としていたガルザが、実はあんなにこじらせた奴だったうえに百人一首の読み手をノリノリで務めてしまうような奴だったとは、あの時点で誰が予想できたことか。まだ1クールも経っていませんが、たったこれだけのあいだにほぼ全てのキャラについて予想だにしていなかった一面を描いてきたことには、驚嘆の念を禁じえません。ますますこれから先の物語を見たい気持ちが膨らむばかりなので、早くこの事態が終息し撮影が再開されることを願うばかりです。