BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード14 感想

 先輩戦士である宝路に対して、無邪気な憧れを抱きながら宝探しに協力しようとする充瑠。しかし、優れた能力を持つがゆえに他人と協力することを非効率と考える宝路は、つれない態度で一人宝探しを続ける。そこにヨドン軍の新たな邪面師、SL邪面が現れ…。

 

 スーパー戦隊にとっての基礎の基礎と言える、仲間との協力。どんなに優れた人間でも、結局一人でできることなどたかが知れていることを窮地を通して悟り、仲間との協力の大切さを宝路が学ぶ回。追加戦士の通過儀礼とも言える話ですが、相変わらずこの番組はそこを面白おかしくも説得力のあるかたちで描いてくれますね。新たな仲間・魔進ダストンも登場。ゴミ収集車型のメカというのはショベロー軍団の仲間同様これまでにないモチーフですが、集めたゴミを圧縮して攻撃に転用したり、巨大戦では掃除機に変形して敵の攻撃を吸いこんだり、小さいながらも頼りになる活躍を見せてくれました。

 

 そして今回の話を語るうえでなくてはならないのは、敵であるSL邪面。予告の時点で当然「機関車仮面だ!」となったのですが、トンネルの中から登場するわ、さりげなく給水するわ、煙突に物を突っ込まれるわ、終いには断末魔のセリフが「ワシの時代は終わっていたのか!」。見事なまでの機関車仮面オマージュシーンの連続に、笑いが止まりませんでした。このぶんだとそのうち、野球邪面とか牛靴邪面とかも出てくるに違いありません。一方、ガルザお前…今に始まったことじゃないけど、何しに出てきたんだ。結局いつものようにスモッグジョーキーを乗っ取られてキラメイジャーに塩を贈っただけじゃないか。「二度と邪面師には貸さん!」とか言ってるけど、お前が使ったところで結果は同じだろ。