BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード22 感想

 呪いの発動により余命いくばくもなくなってしまったマブシーナ。もはやカナエマストーンを全て集める時間はないため、呪いを解く力を持つアクアキラメイストーンに着目。アクアキラメイストーンを覆うヌマージョの毒液を剥がす手がかりとなるヌマージョの体液を手に入れるため、カナエマストーン・リバーシアの力で充瑠たちは過去へと飛ぶが…。

 

 マブシーナを救うため、二手に分かれてそれぞれの戦場で奮闘するキラメイジャー。充瑠、為朝、瀬奈のトリオはこれまでもこの組み合わせで行動することがありましたけど、改めて見るとリーダー兼いざというときの秘密兵器である充瑠、名参謀の為朝、スピードに物を言わせて強力な突破役になる瀬奈という組み合わせは、こういう敵陣へ切り込んでいくための布陣としては最適ですね。そしてこの3人の留守を、残る年長組の3人が後詰めとしてしっかり守る。なかなかよくできた体制で、今回はその強みを存分に生かした活躍となりました。どうやら今回の話は本来劇場版でやる予定だったらしく、そのためかレッドVSヌマージョ、宝路VSモーターボートバスラのアクション演出が戦隊ではちょっと見たことがないレベルのとんでもないものに。最近のウルトラシリーズを見ていれば、坂本監督がそこで培った技術を遺憾なく投入したものであることは明らかでしたが。

 

 こうして各人の奮闘によりアクアキラメイストーンは復活し、新たな魔進ザビューンと、魔進エクスプレスが合体したキングエクスプレスザビューンによりモーターボートバスラを撃破。マブシーナにかかっていた呪いも解け、まさにめでたしめでたし…なのですが、カナエマストーンをまだ2つしか集めてないのに問題が解決しちゃったのはやっぱり気になりますね。まぁ、リバーシアのようにヨドン軍の手に渡って利用されると厄介なことになるので、残りの2つもこのまま探し続けるという流れにはなるのでしょうけれど。