BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーセイバー 第21章 感想

  2000年前の全知全能の書を巡る戦いののち、光の剣と闇の剣をもとに作られた最初の聖剣、それが火炎剣烈火だった…という事実が冒頭で明らかに。思っていた以上に重要なアイテムだったんだなと驚くと同時に、その剣に選ばれた飛羽真をユーリが「力を手にする運命にある」というのも、その誕生の経緯と関わるのでしょうね。しかし、光と闇の剣に関しては、人の手によって作られたのではなく「生まれた」と書かれているのが気になりますね。

 

 今回の話の内容もそんな火炎剣烈火にまつわるものであり、祖父から聞いた「火炎剣烈火の秘めた力を引き出せる者こそ選ばれし者」という一族に伝わる言い伝えから、飛羽真にその可能性があるかどうか確かめる…というより、自らそれを引き出すような勢いで飛羽真に戦いを挑む大秦寺。まぁ、ライドブックに頼りすぎという指摘に関しては、もとからソードオブロゴスにいた剣士と違って、飛羽真は何ヶ月か前までただの小説家だったんだから仕方ないだろ、とは思いますが…。

 

 大秦寺との戦いを経て、火炎剣烈火の眠れる力の一部を引き出した飛羽真。しかし、最終的に全部持っていったのはまたしてもユーリでしたね。これまでとは打って変わってやたらカラフルなうえにアメコミ風演出まで使うエックスソードマンのド派手な戦いぶりで、おいしいところを持っていきました。どこまで行ったらそこが見えるんでしょうか、この人。そして、組織を離れて飛羽真と戦うことを決めた大秦寺も合流。よりにもよって聖剣のメンテナンス担当が一番先に離脱しちゃって、大丈夫なんでしょうか、ソードオブロゴス。