BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーセイバー 第32章 感想

 神代兄妹、さらに怒りによって理性を忘れたズオスの襲撃により、激しい戦場と化すノーザンベース。飛羽真とユーリはデュランダルの相手を担当。謎の攻撃に苦戦しながらも、ユーリが囮となってくれたことでその能力を見切る飛羽真。東映公式サイトの説明を見る限り、デュランダルの能力はやはりただの瞬間移動ではなく、ジョジョで言えばザ・ワールドではなくキング・クリムゾンみたいなもののようです。まぁこの手の特殊能力に頼るところが大きい戦士は、いざそれを見破られると途端に崩れるのが常なので、二度目の対戦にして早くも飛羽真に見切られた神代兄は、次はどうなることやら。というか、ただよく見ただけでこのややこしい能力を見切った飛羽真が尋常ではないですが。

 

 そして倫太郎は前回の復活の勢いに乗るかのように、ボロボロになりながらも気合を見せたことで、全知全能の書の一部が姿を変えたライドブックを手にし、タテガミ氷獣大戦記へと変身。水から氷へと属性が変化しただけでも強そうですが、加えて氷による形態変化によって陸でも、空でも、海でも、あらゆる環境においてアドバンテージをとる戦いぶりは、まさに百獣の王。その力をもって「生物のメギドを司る」ズオスを倒すというのは、実に爽快な決着でした。飛羽真が繰り返し言っている通り、やはり倫太郎は強いです。

 

 一方、自分たちと同時にノーザンベースへ攻め込んできたズオスを目撃したことで、初めてマスターロゴスに疑念を抱く玲花。というか、マスターロゴスを見る限り、あの人そんなに人前で完璧に猫をかぶれるほど器用だとは思えないんですが、なんだってあんなに妄信できるんですかね、あの兄妹は。