BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーセイバー 第33章 感想

 賢人を探し出し、もう一度一緒に戦ってくれないかと頼む飛羽真。しかしその場にマスターロゴスが現れ、なし崩し的に戦闘へ。回を重ねるごとに小悪党っぽさが増すばかりのマスターロゴスですが、そこは腐ってもソードオブロゴスの頂点に立つ男らしく、奪った聖剣の二刀流で飛羽真と賢人を向こうに回して互角以上の立ち回りを披露。しかし、3人の剣がぶつかり合った瞬間、突如空間の裂け目が生じ、その向こうにルナの姿が。互いの姿を認め駆け寄る飛羽真とルナだったが、無情にも閉じる裂け目。この番組、剣をぶつけるたびに心が通じ合ったりそのとき不思議なことが起きたり、剣をぶつけあわないと話が進まないんでしょうかね。その光景を見て「面白いものが見られた」となぜか満足げに帰るマスターロゴス。なにしに来たんだお前は。

 

 一方、デザストにしつこく付きまとわれていた蓮は、聖剣奪取の命を帯びた玲花の急襲を受けることに。文句を言いつつもこちらもなし崩し的にデザストとの共闘になり、蓮をかばったデザストが消滅したところへ、蓮を探していた倫太郎が到着。タテガミ氷獣戦記の力で玲花を退けるも、蓮はそのまま立ち去ってしまい、デザストと行動を共にすることを受け入れる。Twitterのトレンドに上がった通り、令和の地獄兄弟結成としか言いようがありません。セイバーのTwitter公式アカウントにあちこちを散歩する自撮り写真をあげたりしてるので忘れられがちですが、デザストもあれでなかなか凶悪な奴なので、普通だったらそんな奴と一緒に行動するというのは闇堕ち以外の何物でもないんですが、蓮自身がデザストなんかよりよっぽど見てて危なっかしいので、デザストが保護者のように見えてむしろ安心してしまうという、なんだこれ。そもそもこの二人、どっちも今までに物語の流れに大きな影響を与えたことがないので、その点から言っても、やっぱり地獄兄弟と化すようにしか思えないんですよね…。

 

 令和の地獄兄弟結成という面白イベントがあった以外は例によって今回も話に進展らしい進展はなかったのですが、来週はマスターロゴスによって再びバハトが解き放たれる模様。話は進まないのにライダーだけは増えていく。まぁ、あの映画は話の筋らしい筋もなく、バハトもただただ暴れてやられただけだったので、その雪辱を果たすチャンスが来たとも言えますが、期待はできないなぁ…。