BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

機界戦隊ゼンカイジャー 第11カイ! 感想

 街で買い物中のフリント、リッキー、カッタナーと出会った介人とブルーン。ささいなことで張り合い競争しようとするリッキーとカッタナーは、その場に現れたオニゴッコワルドを倒した方が勝ちと無謀にも突っ込んだところ、あえなくタッチされ、オニゴッコワルドが仕掛ける強制鬼ごっこの鬼にされてしまう。ねずみ算式に鬼が増えていく強制鬼ごっこに巻き込まれ、介人は逃げ回りながらの戦いを余儀なくされるが…。

 

 また例によってトンチキな作戦を考えるトジテンド。まぁこの手のねずみ算式に犠牲者を増やしていく作戦は悪の組織の作戦の中でもとびぬけて効率がよく、かのショッカーも第2話で蝙蝠男を使って同様の作戦を行ったぐらいです。問題なのは首尾よく地球人全員を鬼にすることができたらどうなるのか説明がなかったことで、鬼になった人をトジテンドが支配できるとかいうわけでもなさそうだし、ボッコワウスたちも余興感覚で見ていたので、本当に余興に過ぎなかった可能性が高いですね。なんと迷惑な。オニゴッコワルドが倒されない限り鬼は勝手にどんどん増えていくわけですから、オニゴッコワルドを拠点に引きこもらせとけばそれだけでゼンカイジャーは詰んでいたというのに、経過報告に戻ってきたオニゴッコワルドを「お前も鬼なんだから現場に行って鬼を増やせ」と非合理極まりない𠮟責で送り返すボッコワウス。言いたかないですが、もしかしてバカなのでは…。

 

 それでもゼンカイジャーを介人以外鬼にするところまで追い込むオニゴッコワルド。このピンチを打開したのは、介人のセンタイギアを見てフリントが新しく作ったギアを使うツーカイザーでした。ツーカイザーの追加ギアは、歴代戦隊の追加戦士の武器や技を使うことができるもののようで、実にピッタリですね。歴代戦隊の力や技を使うことができるゼンカイジャー、戦隊やロボを召喚して戦わせることができるステイシーザーと、同じギアでも差別化ができてます。

 

 やられて巨大化したオニゴッコワルドは、今度は触られてから数十秒後に爆発するという物騒な変則ルールの鬼ごっこを仕掛けるものの、カッタナーとリッキーの仕掛けた罠にまんまとはまり、自分がタッチされて爆死するという間抜けな最期を遂げることに。ほんと、引きこもってりゃよかったのに…。