BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーセイバー 第36章 感想

 前回あれだけ詰め込むだけ詰め込んで物語を進めた割には、今回はまたしてもほとんど展開らしい展開がない話。マスターロゴスの目的は明らかになったものの、「世界を守る使命に飽き飽きしたから世界を破壊と殺戮に満ちたものに変える」という、これまでの言動から容易に予想できる意外性の欠片もないペラッペラに薄い目的なので、驚きはゼロでした。さらにやったことはといえば、世界中にデカい本を出現させてそこから「生き残りたければ戦え」と言うだけ。普通だったら自分の力を示すために街の一つや二つを吹き飛ばすぐらいの示威行為はするでしょうに、それもなし。これでは関係者以外の人間は「なんだこいつ」と思うだけで、思い通りに戦ってくれるわけなどないでしょうに。もう何から何まで格と呼べるものがなにもなく、ただ強いだけでなんとなくラスボスみたいなポジションにいるだけでしょう、こいつ。本当にこいつがラスボスのまま終わるとしたら、なによりそれが一番怖いのですが…。