BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ゴジラ S.P 第11話 感想

 葦原の屋敷から戻る途中、ミサキオクへ向かう謎の軍用ヘリを目撃したユンと侍。ミサキオクでは謎の武装勢力に佐藤たちが銃を突き付けられ、例の骨が地下から運び出されヘリに積み込まれようとしていたが、隠れてそれを見ていたユンと侍も捕まってしまう。二人の前に現れたのは以前ジャーナリストを名乗っていた海。ただのジャーナリストではないとは思っていましたが、やはり本業はきな臭いものだったようですね。海曰く、例の骨は葦原が最初に目撃した特異点であり、「不可能を可能にする魔法のランプ」だそうですが、これを持ち去って一体何をしようとしているのか…。

 

 一方、ようやくウパラにたどり着いた銘。超時間計算機の正体はウパラの研究施設そのものと判明。まぁ驚きはしましたけど、意外とちゃんと物理的なかたちで存在していたんですね。なんというか、アカシックレコードみたいな、もっと観念的なものだと思っていましたが。しかし、途中でBBがオーソゴナルダイアゴナライザーを持ち出したうえ世界各地にばらまいたことがバレ、着いた早々ウパラを脱出する羽目になる銘。李博士の頼みに従ったとはいえ、意外と世のためになることをしますねBB。マイケルの手引きで施設を脱走した一行は、サルンガの出てきた遺跡へ。サルンガが出てきたということは遺跡は地下でウパラの施設の真下につながっており、すなわちそこにはシヴァが引き上げようとしている特異点がある。遺跡に到着した一行の前に、今度は海が登場。どこかの国の工作員かと思ったら、まさかこいつもシヴァに雇われていたとは。まぁ確かに銘に最初に接触してきた時は李博士代理人でしたから、今にしてみればもともとシヴァとのつながりはにおわされていたんですね。それにしても、どうしてこう悪人面の人ばかり銘の味方として登場するんでしょうか。そして銘たちは遺跡の地下へと潜り、その奥に潜む60年前に葦原が発見した特異点へと向かうことに。以前BBがそらんじていたダンテの新曲地獄篇みたいになってきましたが、果たして彼女たちを待ち受ける特異点とは…。

 

 そして、ジェットジャガーを乗せた小型船で川を行くオオタキファクトリー一行。ジェットジャガーであのゴジラ相手に何の勝算が…と思っていたら、突如ジェットジャガーが勝手に自らのアップデートを開始。延々とアップデートを繰り返した後、ようやく再起動した…と思ったら、まるで赤ちゃんのようなしゃべり方をするジェットジャガー。と思ったら、次々に学習を繰り返し、やがて一つの数字を口にする。それは東京駅周辺を示すGPS座標と高度。そして、例の葦原邸にあった本に記されていた唯一の未来の時間に、何が起こるかわかるという。シン・ゴジラに続き、また東京駅が最後の舞台となるのでしょうか。銘たちが目指す特異点の正体もそうですが、予想が全くできなくていよいよ面白さも最高潮に達してきましたね。それにしても、本当にあと2話でちゃんと終わるのかな…。