BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

機界戦隊ゼンカイジャー 第23カイ! 感想

 トウギュウワルドとの戦いの直後、バトルシーザーロボⅡ世に搭乗し戦いを挑んでくるステイシー。このあいだ登場したばかりのゼンカイジュウオーに戦いを挑んでくるとはなんと無謀な…とメタ的な視点ではそう思ってしまいますが、意外や意外、両者の戦いは互角となり長期戦にもつれ込むことに。そこで一旦仕切り直しを申し出た介人に、あっさり応じるステイシー。やっぱりこの子、いい子過ぎて悪の組織に絶望的に向いてないなぁ。ステイシーがヤッちゃんに母親の面影を重ねていることを見抜きながらも、彼の覚悟を全力全開で受け止めることをこちらも覚悟する介人。ラーメンの屋台に彼を連れ出してその気持ちを後押しするジュランも、いいおじさんっぷりでした。

 

 そして決戦当日、特に罠を仕掛けるでもなく普通に正々堂々の一騎打ちを挑んでくるステイシー。とはいえ、オーレンジャーシンケンジャーのニセモノを呼び出してはくるのですが、これに対してはジュランたちやゾックスが対応。「そっちがニセモノを自分の力だと言うなら、俺たちも介人の力だ」というのは、なかなかかっこいい屁理屈でした。戦いはロボ戦に突入し、バトルシーザーロボに対してスーパーゼンカイザーは不利に立たされるものの、ジュランが合体したスーパーゼンカイオージュランで立て直し。割り込んできたクダイテストはゾックスが合体したスーパーツーカイオーが撃破。「そんなのできるの?」というイレギュラーな合体の連続には驚かされましたね。互換性がすごい。そしてついに、ゼンカイジュウオーでバトルシーザーロボを撃破する介人。戦いに敗れたステイシーはゲゲによってイジルデの研究室に回収されるが、そこにはコールドスリープされた介人の母の姿が…。全編にわたってシリアスな、ゼンカイジャーとしては異色の回でしたが、どうやら次回は通常運転のようです。