BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

機界戦隊ゼンカイジャー 第32カイ! 感想

 異世界に母親を捜しに行った帰りの介人に、再び戦いを挑んでくるステイシー。その最中サカサマワルドが現れ、そのビームを浴びた二人の中身が入れ替わってしまう。ステイシーの体となった介人は、これ幸いとばかりにトジテンドパレスに侵入するが…。

 

 スーパー戦隊恒例、中身入れ替わり回。今回は介人とステイシーの中身が入れ替わってしまったわけですが、介人は困るどころかこの状況を利用し、トジテンドパレスに侵入して父親を連れ帰ろうと行動開始。どこまでもポジティブな奴ですが、そこで介人はステイシーがクダイターに命令することもできないほど立場が弱いことを知ることに。「ステイシーってそんなに偉くないんだ…」って、そこまではっきり言ってしまうのはやめていただきたい。一方、介人を止めようとして気絶していたステイシーin介人はカラフルに運ばれ、そこで介人がジュランたち仲間やヤツデ、セッちゃん、店にやってくる子供たちに好かれ慕われていることを知る。入れ替わり回といったらカオスな展開になるのが当然で、ただでさえカオスなゼンカイジャーではどうなることやらと思っていましたが、まさか介人とステイシーが互いの置かれた境遇について理解を深める展開になるとは、やはりこの作品、ただトンチキなばかりではなく底が知れません。

 

 一方、やはり同じように中身を入れ替えられたゾックスとフリントがサカサマワルドを見つけ、フリントの体になったゾックスが変身して戦闘を開始。よく踊れてるし可愛いですけど、さすがにいつもの踊りと比べるとキレに欠けるなと思ってしまいますね。そうこうしているうちにボッコワウスのいるところまで来てしまった介人は、ゲゲに正体を見破られ窮地に陥るも、なぜかそのゲゲに平行世界間ゲートへ逃げることを指示され戻ってくることに。いつもボッコワウスの肩に留まっているので小さく見えますけど、実際は人間よりデカいんですね、ゲゲ。いきなりあんなデカいメカ鳥が目の前に現れたらそりゃビビりますよ。しかしこの鳥、やはり何かを企んでいるのは確実なようですね。そうしてもとの世界へと戻ってきた介人は、ステイシーザーに変身してサカサマワルドとの戦いに参戦。そこにゼンカイザーに変身したステイシーも加わり、サカサマワルドを倒すことによって、入れ替わっていた体も元に戻るのでした。しかしこんな展開になったということは、介人とステイシーの決着もいよいよ近づいてきたということですかね…。