BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーリバイス 第10話 感想

 大二を救うどころか、カゲロウ相手に大敗を喫した一輝。もはやこれ以上打つ手はないのか、と心が折れそうになった時、大二の心を覗いたというバイスから、まだ大二は諦めていないということを聞き、大二を助けると言いながら自分のことしか考えていなかったと反省し、再び立ち上がる…。

 

 人の心の中を文字通り覗くことができるという、便利すぎる能力を披露したバイス。自転車やスマホに憑依して操ったり、唐突に便利な能力が生えてきますね、この悪魔は。今回はこの能力が一輝の再起のきっかけとなったわけですが、正直この能力は作劇上便利すぎるゆえに使いすぎると物語の展開が都合よくなりすぎる危険性があるので、今後どれだけ使われるかはわからないところですね。

 

 エビルとの決着。これまで不自然なまでに謝ることのなかった一輝が初めて謝ったわけで、それはそれで全てこの時のためだったのか、と腑には落ちました。ただ、一輝も大二も結局カゲロウのことを認めることなくぶっ飛ばしての解決だったので、そこは一輝も大二もカゲロウが大二の一部であることを認めて受け入れ、そのうえでカゲロウをぶん殴る、という展開が欲しかったのが正直なところです。カゲロウもあれで消滅したわけではないでしょうし、エビルが強くなればライブも強くなるというジョージの言葉も逆を返せばこの先ライブが強くなるとともにエビルもまた強くなるというのもありえるでしょうから、大二が今後カゲロウとどう折り合いをつけていくのかを期待したいです。

 

 かくしてひとまず一件落着したわけですが、飾ってあった写真から一輝の姿がまた消滅。これは一体何を意味しているのか。そして一難去ってまた一難。今度はさくらに不穏な展開が待ち受けているようで…なんなんでしょう、この不穏だらけの一家は。