BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーリバイス 第26話 感想

 ぶーさんから父と母の過去について話を聞かされる一輝。一方、再び大二の体を乗っ取ろうとするカゲロウは開発中のクロウバイスタンプを狩崎から強奪し、どちらかが消滅する結果となる最後の対決を大二に挑む…。

 

 前回に引き続き、明らかになる父ちゃんの過去。父ちゃんの本名は白波純平といい、ギフの細胞を移植されて命を救われ仮面ライダーベイルとなった彼は、悪魔の軍事利用を目論んでいた政府軍の組織ノアで、研究によって生み出される失敗作の悪魔の処理をさせられていた。そんな日々の中で彼は心を病んでしまったが、そんな中出会った幸美によって救われ、ノアから脱走、五十嵐元太と名を変え新たな人生を生きることになった…。頑として働こうとしない、傍から見ればダメ親父にしか見えないあの生活ぶりも、改造され意に添わぬ汚れ仕事を長い間強制され心まで病んでしまったという過去から考えれば、その反動として当然のものだったんですね。そんな父ちゃんを絶対に否定せず甘やかす母ちゃんについてもそれは同様。その後、ノアは組織崩壊を起こしその一部がデッドマンズとなったようですが、言及こそされませんでしたけどフェニックスやウィークエンドについてもそれは同じなんでしょうね。元を糺せば同じ組織同士でこんなことになっているとなれば、それは一輝たちにとってこんなばかばかしい話もありませんが…。

 

 一方、大二とカゲロウの最期の対決。やっぱりカゲロウは、自ら望んでああいう結末に持って行ったのか、そうでなくともそうなることは確実に予期はしていたでしょうね。兄に対する負の感情から生まれたカゲロウは、大二がそれにケリをつけたことで自らが弱体化していることはわかっていたでしょうし。ただ、リバイスのライダーはみな悪魔がいなければ変身できないはずなので、カゲロウが消えたのならそれでもホーリーライブに変身できるというのはどういうことなのか…。それにしてもオルテカ、本当にただ「邪魔」「無粋」なだけの存在になり果てましたね…。