BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーリバイス 第43話 感想

 リバイスと交戦したのち、死んでいた赤石を蘇らせるギフ。しかしその直後、ギフから用済みだと言い渡される赤石。用済みならなんで生き返らせるのか…。これから自分が人類を滅ぼすところを見ていろという意図なのか、それとも今まで尽くしてきた礼にここからは好きに生きろという意図なのか。相変わらず発する言葉が「(ギフのわけのわからない言葉)」としか字幕でも出ないので、この終盤に至ってもなおギフ本人が実際のところどういう考えをもって動いているのかわからないんですよね。

 

 一方、いよいよ余命いくばくもなくなった狩崎父は、ジョージが幼い頃に自分の悪魔を彼に移した事実を告白。前回ようやく親子のわだかまりが解けたと思ったのに、いきなりなんてことを明かすんでしょうかこの親父は。本人の反省している通り狂ってましたし、ジョージが怒って飛び出していくのも当然です。まぁ、その事実を抱えたまま墓まで持っていかれたら、もっと不誠実ですけど。しかしそうなると、今ジョージの中にはもともとのジョージ本人の悪魔のほかに狩崎父の悪魔が同居している、ということなんでしょうか。そもそもこんな終盤でまだ風呂敷を広げるようなこんなことをして、終わるまでにちゃんと畳めるんでしょうか。ただでさえ大二絡みでダラダラとした展開を続けているというのに。

 

 で、その大二なんですが、どこまでこっちの期待を裏切り続ければ気が済むんでしょうかねこの子は。前回父ちゃんがあんなに体を張って行動で諭してくれたんだから、うだうだ言わずにさっさと戻ってきなさいよ。戻ってこない理由になんだか知りませんけどカゲロウの犠牲を無駄にするわけにはいかないみたいなものまでいつの間にか加わってましたけど、そもそもお前そんなにカゲロウのこと大事に思ってなかっただろ。赤石長官もようやく退場してくれたのはいいものの、なんか満足そうに消えていったのが、最後まで自己満足を貫いたようで悪役として本当に最悪な奴でしたね。大二に関してはもうここまで来てしまったらどう手を尽くそうが100%納得のいくかたちでここまでの展開を結実させることは不可能としか思えないので、ただただ1話でも早くこれが終わるのを願うばかりです。