BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンデッカー 第5話感想

 湖から突如出現したエレキング。そのまま街へとやってきたエレキングに応戦していたイチカだったが、その現場でエレキングへの攻撃をやめるよう訴える謎の少女ユウコと出会う…。

 

 エレキング、そしてピット星人登場回。スフィアの張ったバリアによって宇宙との出入りが閉ざされているという特殊な状況にあるデッカーにおいて、宇宙人をどうやって出すのかは前から興味ありましたが、バリアのせいで帰れなくなった宇宙旅行者という、同じスフィアの被害者として出してくるのは予想外でしたね。そんなピット星人ユウコと彼女のペットであるエリー、そしてイチカの交流が描かれるハートフルなお話。今までの個体と違い侵略用生体兵器ではないので、求めるままに電気を食べさせていたらあんなに大きくなってしまった、というのがまた新しい設定ですね。ネロンガみたいに電気を食っていたエリーですが、エレキングって本来電気ウナギと同じように体内に発電器官があって、電気を食うどころか自前で発電することができるはずなんですが、この宇宙のエレキングはそこが違うのか…。

 

 エリーに電気を食わせるため、対災害用バッテリー「MEGA-EARTH」をこっそり持ち出そうとしたイチカを叱ったうえで、「もっと組織のことを信用して頼ってほしい」とかっこいいことを言った隊長でしたが、「MEGA-EARTH」の電力は餌にするには強すぎたため暴走を開始。デッカーとミクラスが対処に当たるも、例によってミクラスは放電攻撃であえなくダウン。今度こそリベンジできるかと思ったんだけどなぁ…。デッカーもピンチに陥ったところで、新たな力・ミラクルタイプに変身。その力で余分な電力を全て吸い上げたことによって元の幼体に戻され、今後はカイザキ副隊長の指導の下、再び巨大化しないように食生活の改善指導を受けることに。単なる悪い侵略者だけでなくいい奴もおかしな奴も、いろんな宇宙人が出てくるのもダイナの魅力でしたけど、デッカーもそのマインドは受け継いでいてくれるようですね。