BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンデッカー 第11話感想

 アサカゲ博士が開発を進めていた新兵器である巨大ロボット・テラフェイザーがついに完成。カナタたちが見守る中起動テストが行われようとするが、そこへガゾート、さらにはライバッサーと、まるでテラフェイザーを排除しようとするかのように次々に怪獣たちが襲来する…。

 

 ついに登場したテラフェイザー。ただでさえ元ネタが元ネタなうえ、もともとは対闇の巨人、つまりウルトラマンと同等の存在を想定して開発が進められていた兵器であることまで明らかになり、ますます不穏な気配しかしません。今回は戦闘用AIがデータ不足のため急遽ハネジローを乗せての戦闘になり、スペック通りの能力を発揮することはできませんでしたが、それでもホーミングするレーザーなど、強さの片鱗は垣間見れましたね。劇中でもカナタたちの口から、トリガーで起きたキングジョーSCの墜落事件について触れられていましたが、テラフェイザーのビーム砲と伸縮式クローという両腕の武器構成も、キングジョーSCに触発されたものだったのでしょうか。戦闘はマガバッサーやグエバッサーと同じくバッサー種の怪獣らしきライバッサーが相手でしたが、それよりも等身大の複数のヒナバッサーに対し、等身大のデッカーがイチカリュウモンと共闘するところが、ウルトラファイトっぽい画で印象に残りましたね。