BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン32話 感想

 冒頭からにらみ合うドンモモタロウとソノニ、ソノザ。どうやら決闘をすることになったようだ…って、あれ、前にもこんなの見たような?と思っていたら、何もかも前のタロウとソノイの決闘の回と全く同じ流れで進んでいく、まさかの天丼回。決闘のはずなのに、なぜか忍者おじさん改め魔法使いおじさん改め冒険者おじさんが乱入するとこまで一緒。ただ今回唯一違ったのは、ソノイの葬式の回でタロウから奪ったエネルギー(公称:タロウ汁)を注がれたソノイが復活し、決闘に乱入してきたところ。その登場の仕方といったら、舞い踊る天女が先導する神輿に乗って扇を振り大笑いしながら現れ、ソノニやソノザをお供呼ばわり…そう、完全にタロウ化していたのです。単にパワーアップして復活させるのみならず、言動までタロウ化させるとは、恐るべしタロウ汁。「かつてのライバルが、敵によって復活させられ変わり果てた姿で現れた」と書けば悲劇的なはずのシチュエーションなのですが、その割には壊滅的に愉快な絵面で悲劇性などかけらも感じられません。ただ、妙に詩的な例えの言い回しにこだわるところだけは変わってなくて、そこだけはなんかホッとしました。何から何までソノイとの決闘と同じ流れで進んだ今回、ラストはやはりタロウとソノイの一騎打ち。そして今回倒れたのは、タロウの方でした。そして前回のムラサメと同じく、倒れたタロウの体を担いでどこかへと去っていくジロウ…。