BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンデッカー 第17話感想

 アガムスに協力したという嫌疑をかけられたムラホシ隊長。その取り調べのため派遣されてきたTPU内部調査局のナイゲル局長から厳しい取り調べを受けるが…。

 

 まさかのマルゥルとは違う別のメトロン星人登場。マルゥルもそうですが、どうしてTPUではこうメトロン星人が要職についているんでしょうか。声が甲斐田裕子さんで厳しい取り調べをしてくるキャラなので、どうしてもペルソナ5の新島冴を彷彿とさせますね。ただ、いかにも仕事のできるキャラという感じに反して、肝心のムラホシ隊長の嫌疑に関しては、アガムスに協力したという明確な証拠がないばかりか、アガムスに協力することで彼に何のメリットがあるのかさえ提示されず、本来この件とは関係のない10年前の任務放棄の件を持ち出すというのは、あまりにも追及の根拠がなさすぎてとてもじゃありませんが優秀な人物だとは思えませんでしたね。取り調べ中を理由に怪獣への対処についてまで口を出す権限もないでしょうに。TPUの隊員に救われたことで同じ道を志したという、以前から示されていたリュウモンの過去についての伏線回収のための回だったというのが実のところでしょうけど、そこへの持っていき方があからさますぎた印象を受けました。