BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン41話 感想

 もう何度目とも知れぬ決闘を再び繰り広げるドンブラザーズと脳人。最終的にタロウとソノイの日をまたいでの一騎打ちまでもつれ込むも、またしても勝負はつかず脳人は一時休戦を申し出る。脳人には一年に一度やらなければならないことがあるといい、その件で相談があるとドンブラザーズを喫茶どんぶらに呼びつけるソノイ(さっきまで決闘してた相手なのに…)。それは、脳人世界をその波動で成立させている人間たちへ日頃の感謝をするため、クリスマスにサンタとなって子供たちに夢を配るという脳人の恒例行事だったが、ソノイたちは肝心のサンタについての知識を持っていなかったのでドンブラザーズに教えを乞うたのだった。そんな彼らにどんぶらのマスターは、なんと本物のサンタを知っているというが、彼は今なんとヒトツ鬼になってしまっているという…。

 

 途中で知り合ったサンタの存在を信じる女の子とともに、リアルサンタのところへ向かうドンブラザーズと脳人。そこにいたのは、サンタとは似ても似つかない浮浪者のような姿の男。彼はかつて確かにサンタだったが、プレゼントのセレクトが時代とともに変わる子供のニーズに追いつかなかったり、親に兄弟を欲しがる子供の願いを叶えようとして無茶なことをした結果警察に逮捕されたりしてるうちにすっかり落ちぶれ、今では人々に嫌がらせのようなプレゼントを届けるヒトツ鬼と化してしまっていた。そんなリアルサンタの今を見て、夢を失いかける女の子(クリスマス前の子供向け番組でなんて話を書きやがる井上敏樹…)。ドンブラザーズは荒療治と称してそんなヒトツ鬼となった彼を退治し、特訓を受けたソノイたちはサンタに扮して無事子供たちにプレゼントを届けることに成功したのでした。

 

 元に戻ったリアルサンタの前に現れたタロウ。実はタロウは子供の頃、プレゼントを切らしてしまったサンタに自分のおもちゃをあげるかわりに、遊び相手になってもらった過去があったのでした。タロウに励まされ、もう一度サンタとしてやり直すことにしたリアルサンタ。いい話みたいに終わらせましたけど、切らしてしまったプレゼントの寄付をよりにもよって子供に求めてた時点で、やっぱりこの人サンタに向いてない…。