BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン43話 感想

 どうやって獣人の森から帰還できたかをいまだ思い出せずにいた翼だったが、街でチラシを配る着ぐるみを見て、ウサギの着ぐるみを着た人物が助けてくれたことを思い出す。喫茶どんぶらではるかからそれが椎名ナオキであることを聞いた翼は二人で彼に会いに行くが、追い詰めて話を聞こうとしたところでムラサメの襲撃を受ける。そこへなんともう一人のムラサメが現れムラサメ同士で戦いをはじめ、その混乱の中でウサギの着ぐるみの頭が外れ、中から現れたその顔は…。

 

 はるかの盗作疑惑の元凶として、ドンブラザーズの縦軸の謎の一つだった椎名ナオキの正体。それは、この世界とは別次元の世界、しかも未来からやってきたはるかだったという、なんともややこしいオチでした。あっちの世界でははるかと真一が付き合ってたり、真一が金持ちだったり、雉野とみほが口では言えないようなことになってるらしかったり、はるかがこっちの世界のタロウと出くわすなり殴りにかかるぐらい仲間内でなにやらゴタゴタしてるらしかったりと、なにやらとんでもないことになっている模様。ただ、あっちの世界のはるかが獣人の森に入り込んだ翼を助けたということは、あっちの世界のはるかは翼がそうなるということを知っていて、少なくともその時点まではあっちとこっちのドンブラザーズが辿った経緯は共通していたということになりそうですね。あっちの世界からのムラサメの襲撃を受けながらも、新・初恋ヒーローを完成させて元の世界へ帰っていったあっちのはるか。結局盗作疑惑はうやむやになったままなので、疑惑を晴らすにはやっぱりこれを超える大傑作を描き上げるしかなさそうです。しかしあっちのはるかは、マンガの中に何かメッセージを残していったらしく…。