リンの行きつけの商店街で、見たこともないような巨大なネズミによって電源ケーブルがかじられ停電が多発するという事件が発生。商店街の近くにあるカワミ重工にネズミたちの巣があるのではないかと睨んだリンたちは調査に赴くが…。
同じ電気ネズミでも世界中で大人気の黄色いアイツとは似ても似つかないネズドロン。そもそもこいつら、もともと電気を食べるバクテリアを体内に保有する新種の巨大ネズミとして学会で研究されてたらしく、現代文明の原動力である電気を食べるネズミが野生で大量発生していたというのは、それだけでそこいらの怪獣よりも厄介な、現代文明の根幹を揺るがすような事態ですね。それらすべての個体が細胞レベルで融合して一体の巨大なネズドロンになったのは、結果的にはまとめて駆除が行える絶好のチャンスにはなりましたが。
巨大化すると同時になぜか頭にパキケファロサウルスのそれのような甲殻が発達し、これを生かした頭突き攻撃でアークを苦戦させたネズドロン。これに対して、新たな能力であるソリスアーマーを纏って対抗するアーク。このアーマー、公式によれば装着している間は飛行も光線も使用できないという、文字通りのステゴロ専用仕様。強化フォームは珍しくありませんが、殴り合いしかできないというのは珍しいですね。しかしそれだけの力はあり、パンチでネズドロンの頭の甲殻にヒビを入れるほどの威力を発揮。そして上空にかちあげられたところにアークファイナライズを喰らい、ネズドロンは爆散。商店街にも平和が戻りました。しかし、飼育研究下にあった個体は全滅したはずのネズドロンがなぜか野生化していたというのも、星元市の怪獣出現頻度の高さと何か関係しているんですかね。