BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーガッチャード 第49話感想

 最終回一歩手前でやってきた、ヴァルバラド最終強化回。全体的にトゲトゲしていたこれまでのフォルムとは一転、シンプルに洗練された銀色のボディとヴァルバラッシャー2本持ちという引き算と足し算が同居するヴァルバラド黒鋼のスタイルは好みですね。それに加えて黒い炎を完全に制御下に置いた白銀の炎の力を攻撃に転用し、見事ギギストを撃破。中途半端に格が下がったまま今日まで生き残ってきたギギストでしたが、最後は白銀の炎を身に着けたスパナを称賛し、「良き後継者ができた」となんか知りませんけど師匠面しながら満足そうに消滅していきましたね。まぁこいつはもともと人間の錬金術師だったようなので、やり方は歪んでいましたけど錬金術の発展を願う心は持ち合わせていたのかもしれませんね。

 

 そして、ラケシス…。ここまで来ておきながら、まさかあんな最期を迎えてしまうとは…。殺人を犯してしまっていたアトロポスは仕方ないにしても、グリオン登場後早々に離脱した彼女は三姉妹の中でもそこまで悪事は働いていなかったので、因果応報で死ぬことはないと思っていたんですけどね…。悪役の最期というのは難しいものです。

 

 そんなラケシスの死に悲しむ間もなく、やってくるグリオンとの最終決戦。こっちはラケシスの死に悲しんでるのに、間髪入れずクソデカルービックキューブを空に浮かべたり黄金化したミナト先生を見せつけてきたりするのはやめなさい。ヘイトと面白さを完全に極めラスボスとして申し分ない存在となり、満を持して仮面ライダーエルドへと変身するグリオン。TV本編と劇場版で違うライダーに変身するラスボスというのも珍しいですね。