再び内藤からの依頼で極秘の荷物を届けることになった大也。一方、調はISAの本部長である常槍にブンブンジャーについての報告を行うとともに、先日の戦いの際になぜISAがキャノンボーグの居所を知っていたのかについて問い質すが…。
キャノンボーグとの戦いも終わり、いよいよサードラップに突入するにあたって、総集編も兼ねたこれまでの振り返りと、そしてこれからの序章的な回。キャノンボーグがいなくなってせいせいしたものの、また3人での活動に戻ってしまったサンシーター。3人揃ってブンブンジャーにやられる悪夢を見るほど意気消沈していたものの、かつてマッドレックスに鼓舞されたときのことを思い出し、心機一転ギャーソリン集めに励むことに。前回に続いて、もうとっくに死んでるのに回想だけでどんだけ株を上げるんでしょうね、マッドレックス様。そうして生み出したのは、あのトイレグルマー・リミテッド。浴びると本音しか言えなくなる水を使っていた前回とは異なり、今回はスッポンを使ってトイレットペーパーの如く人間の「芯」を抜きふにゃふにゃにしてしまうという新たな機能を引っ提げて登場。前回大恥をかいてトラウマになってるシャーシロの水に対するものすごい警戒ぶりが笑えましたが、スッポン機能と引き換えに水の方はただの水になっていて拍子抜け。こんな相手にブンブンジャーが苦戦するわけもなく、等身大戦も巨大戦もサクッと倒されてしまうのでした。
一方、上司であるISA本部長の常槍に報告する調。ブンブンのことになると途端に早口になるのが完全にオタクですが、ブンブンのみならずブンブンジャー全体について彼女が好意的な評価をするようになったことがわかりますね。しかし彼女から、悲鳴を聞いたらすぐに駆けつけるし、そのうえで届け屋の仕事もやり遂げるという大也のこだわりについて聞かされた常槍は、「そのこだわりが彼を傷つけることになるかもな」と意味深な発言。さらに報告を終えて退室した調とすれ違ったのは、なぜか内藤…。
一方、届け仕事を無事終えた大也たちだったが、その直後、ハシリヤンの新たな行動隊長・ディスレースが彼らの前に現れる。その手には、なぜか先ほど大也が届けたばかりの極秘の荷物が。さらにその姿を目にしたとたん、玄蕃がいつもの穏やかな様相から一変、見たこともないような鬼の形相でいきなりディスレースに斬りかかる。ドンブラザーズやキングオージャーとは違い、これまで謎らしい謎はほとんどないままかなり単純明快なストーリー展開を貫いてきたブンブンジャーですが、サードラップに入って早々気になることの連続ですね。どうやら波乱の展開が待ち受けていそうです。