BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ27

 新たに地球へとやってきたハシリヤンの行動隊長、ディスレース。その姿を目にしたとたん、怒りに我を忘れた様子で異形の姿に変わってディスレースに襲いかかる玄蕃。結局ディスレースには軽くあしらわれてしまい、ようやく落ち着きを取り戻した玄蕃は、皆に隠してきた秘密を打ち明ける…。

 

 スタートと同時に始まった波乱のサードラップ。常槍本部長がハシリヤンと繋がっていたのはともかく、内藤さんもなぜかブンブンキラーロボを量産していたり、これまであれだけ大也のよき理解者として描かれてきたこともあり余計に衝撃ですね。この2人、ハシリヤンに協力しているというより、そう思わせてハシリヤンを利用してなんらかの利を得るために動いているといった様子に見えましたが…。

 

 一方、明かされた玄蕃の正体。彼の本当の名前はゲンバード・デ・リバリー2世。銀河通販王と呼ばれるデ・リバリーの2代目で、ディスレースによって彼の故郷である惑星ブレキは乗っ取られ父は無実の罪で宇宙刑務所に投獄。惑星ブレキはハシリヤン通販に作り替えられ、ただ一人地球へと逃れた玄蕃はそこで大也と出会ったのだった。彼がいつも飴をなめているのは地球人への擬態のためにいつもエネルギーを必要としているからとのことでしたが、大也と出会って初めての調達屋仕事の礼としてもらったという思い出も大きいのでしょうね。その後、ディスレースが送り出したカーペットグルマーが出現。とある漫画家のサイン会を襲撃(やられる演技が相変わらず達者…というより、この方は普段から割とこんなテンションですが)したところにブンブンジャーが駆けつけ、特に苦労することもなく快調に撃破。しかし戦いの後、玄蕃は「私は自分が思っている以上に君たちのことが大好きみたいだ」と改めて仲間に打ち明けるも、だからこそみんなを自分の復讐に巻き込みたくないと、ブンブンジャーから去っていく。「自分のハンドルは自分で握る」。それがブンブンジャーのチームとしてのモットーであるがゆえに、玄蕃を止めることは誰にもできない。こんなかたちで戦隊からメンバーが脱退するのを目にする日が来ようとは…。

 

 一方、カーペットグルマーは倒されたものの、元に戻った絨毯を前に何やら企んでいる様子のディスレース。そしてとあるゴミ捨て場では、聞き覚えのある鳴き声が…。