BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーガヴ 第2話 感想

 またも空腹で行き倒れていたところを、なんでも屋を営む幸香に助けられたショウマ。弁当やお菓子をごちそうになり世話になった例にと、彼女の友人である律の引っ越しの仕事を手伝うが、その夜、律がグラニュートに襲われ…。

 

 前回颯爽と旅に出たはいいものの、またも行き倒れていたショウマ。今度はなんでも屋のギャル社長である幸香に拾われて何やかやとお世話になることに。今回はお菓子のほかに弁当も食べてましたが、ゴチゾウが生まれるのはお菓子を食べた時だけに限られる模様。たとえばパンケーキみたいに、お菓子なんだか食事なんだか微妙なものも世の中にはありますけど、そういうのを食べた時はどうなるんでしょうかね。相変わらずお菓子を食べればショウマの意思に関係なくポコポコ生まれてくるゴチゾウですが、生まれてすぐに自分で物陰に隠れたり、グラニュートに襲われた人がいることをショウマに知らせに来たりと、眷属としてなかなか優秀ですね。こういう自分で行動して主人公を助けるガジェットは、ディスクアニマルやカンドロイドみたいで結構久しぶりですね。

 

 今回の戦闘ではポテトチップを食べて生まれたゴチゾウを使って変身したザクザクチップスフォームが初登場。胸や肩の装甲は重ねたポテトチップそのものだし、目はギザギザタイプのポテトチップになってるのが、本当にモチーフをうまく生かしたデザインですね。いわゆる剣戟用フォームですが、特撮ヒーローの剣と言ったらとにかく振り下ろせば斬れるのが普通なのに、なんといきなり折れるという予想外の展開に。しかし、実はちゃんと然るべき角度で斬りつければちゃんと斬れるし、刃が欠けてもすぐに再生するし、折れてもその破片を遠隔操作して敵にぶつけひるませることができると、一般的な剣にはないギミックの数々が盛り込まれているのが面白かったですね。特性上同じように武器を持った怪人の攻撃を受け止めるのには向いていないでしょうから、敵の攻撃には打ち合わずに回避に徹して隙を見て攻撃に徹するスタイルになるんでしょう。初期のフォームにしてはなかなかテクニックが要求されますね。

 

 グラニュートを倒したあと、幸香に置手紙を残してまた旅立ったショウマ。今のところ毎回ショウマがバイクで走り去るところで終わっていますが、令和の世にこんなに仮面ライダーの「孤独さ」に真摯なライダーが現れるとは…。