またも行き倒れていたところを、今度は厳つそうな見た目の男に拾われたショウマ。食事をもらったお礼に彼の仕事を手伝うことになるが…。
これで通算3度目の行き倒れとなったショウマ。毎回ここから始まるんでしょうか。しかし、お菓子はあくまでご褒美や慰めのために食べるもので、ちゃんとした食事を食べるのが基本でなければダメだというのが登場人物の口から語られたのはよかったですね。いくらお菓子をウリにした作品とは言っても、子どもたちがお菓子ばかり食べるようになってしまってはダメなので、そこのところは早くに言っておくのが正解です。ショウマの怪力、そのうち悪事に利用しようとする奴も出てくるだろうなあとは思っていましたが、早くも出てきましたか。まぁ根は善人だったので最終的には悔い改めてくれてよかったですが、これがガッチャードの野生の犯罪者だったら洒落になりません。子供みたいに純粋なショウマですが、泥棒をしてはいけないというような倫理観はちゃんと持ち合わせていて何よりでしたし、純粋であるがゆえに「泥棒をさせるために自分を助けたのか?」というセリフが出てくるのはよかったですね。
一方、母親がグラニュートに襲われた過去から「怪物」の情報を追い続けていたジャーナリストの辛木田は、遂にガヴと遭遇。しかし、グラニュート研究家を名乗る謎の男の横やりが入って揉めているうちに逃がしてしまう。辛木田は子供の頃から追い続けてようやく手がかりをつかんだのに、既にいるんですね、グラニュート研究家…。