ISAの常槍本部長からの依頼で、久しぶりのスパイ仕事をすることになった射士郎。依頼の内容は「あるもの」の回収だったが…。
水をぶっかけられて意外と熱い本音をぶちまけたり、水族館マイスターであることが明らかになったりと、主役回のたびに面白い一面が明らかになってきたシャーシロですが、今回は本業であるスパイとしての活動ということで、ようやく最初から最後までかっこいいままで終われる話となりましたね。以前少しだけ描かれた大也との出会いというのが、実は前回ISAから受けた仕事の時であり、その時のミッションは大也に保護されたブンブンの正体をつかむことだったことが判明。まぁ、地球に侵入した宇宙人を監視するのが仕事のお役所なら、その宇宙人がものすごい大富豪に匿われたともなれば調べようとするのは当然でしょうが、その件は調さんは初耳だったようですね。シャーシロと大也の出会いは意外とあっさりと描かれてしまったのが意外でした。
今回シャーシロがミッションで潜入したのは、第1話で未来を無理矢理花嫁にしようとした青里ファミリー。ファミリーとかいう言い方でぼかされてますけど、部下の黒服たちが平然と拳銃をぶっ放したりしていたので、間違いなくヤのつくお仕事の人たちですね。その屋敷に忍び込んで依頼のものを回収するシャーシロですが、その依頼のものとはなんと、ハシリヤンのイグニッションキー。さらに青里ファミリーの親分の口から、かつてキャノンボーグとの間でハシリヤンが地球を縄張りにした暁には地球一番隊に取り立てるという契約を交わしており、キーはその際の契約の証としてもらったものであることが判明。このように力任せの暴力一辺倒ではなく、征服しようとする星のよからぬ人間と手を組んで内部から切り崩すという手も使うあたりが狡猾ですね、ハシリヤン。しかしそこへサンシーターと苦魔獣ゴンググルマーが乱入。サンシーターがキャノンボーグの契約について何も知らなかったのは下っ端だから当然だとして、ここにディスレースがゴンググルマーを送り込んできたのはキャノンボーグの置き土産のことを知ってか知らずかなのかが気になりますね。
相手を強制的にボクシング対決に持ち込むゴンググルマーに対して、先斗とのコンビネーションで見事KO勝ちするシャーシロ。彼からキーを受け取った常槍は内藤に電話をかけて「これで全てのキーが揃った」「ハシリヤン利権は我々だけのもの」と、怪しさプンプンの会話。昭和のヤクザ映画には警察とヤクザの癒着を描くものがありましたけど、ハシリヤン利権とはまた胡乱なワードが出てきましたね。ハシリヤンを利用することでどんな得があるかは知りませんが、「利権」なんて呼ぶということは、およそろくなものではないでしょう。