BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンアーク 第16話 感想

 オニキスを巡る危機もひとまずは去り、それに伴い石堂がSKIPを去るという話が持ち上がったとき、キャンプ場で大勢の人々が突如恐慌状態に陥るという怪事件が勃発。現場に向かったユウマと石堂が目にしたのはまるで幽霊のような半透明の怪獣であり、石堂も怪獣が両手から発する光を浴びてしまうが…。

 

 後半戦に入って早々アークがギャラクシーアーマーを得てパワーアップを果たしたかと思ったら、続いてはブレーザーとのコラボストーリーに突入。しかも過去の同様の話とは異なり、なんと数話に渡る連続ストーリーというのが豪勢ですね。そしてその栄えある始まりを彩ったのがモグージョン。両手から発する光を見た者に恐怖の幻覚を見せる能力でSKaRDのメンバーを大苦戦させた強敵ですが、光を浴びた石堂さんが見た幻覚=彼にとって一番恐ろしいものが、怪獣でも宇宙人でもなくSKIPのみんなとの別れだったというのが、またどこまでも好感度を上げてきますねこの人は。

 

 もともと幻覚能力以外にも多彩な攻撃手段を持つ厄介な敵であるモグージョンですが、今回現れたのは幽霊のような半透明の状態で、アークの攻撃はすり抜けるのにモグージョンの攻撃は普通に当たるという反則ぶりに、アークも大苦戦。しかし、ブレーザーを見ていた人ならわかるとおり、この幽霊怪獣が現れたとなれば、それに伴って現れる男が一人。そう、宇宙侍ザンギルです。アークが苦戦しているところにいきなり現れて加勢するという、ブレーザーの時と全く同じ登場の仕方をして、刀の音で幽霊怪獣を斬れるようにアークをアシスト。バリアを砕いた破片を散らしてモグージョンのビームを防ぎ、アークアイソードの刀身でモグージョンの光を反射し逆に喰らわせることに成功するアーク。謎の巨大な影を見てモグージョンが怯える隙に斬撃を食らわせ、さらにアークファイナライズを撃ち込んで撃破に成功するのでした。しかし、戦いを終えたユウマと石堂さんの前にザンギルが登場。彼の警告する、この地球に迫る危機とは…。