BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーガヴ 第26話 感想

 あくまでもカブトダンシを取り返したい浩二からもう一度同行を頼まれるも、人間が敵う相手ではないと断るラキアだったが…。

 

 番組がスタートした当初、仮面ライダーというヒーローの原点的要素に極めて忠実であることが話題になっていましたが、3号ライダーであるラキアについてもそれは同様ですね。密室で大勢の人間をヒトプレスにして攫うグラニュートという、とてもじゃないが正義の仮面ライダーになるとは思えない登場の仕方をした彼がここまで来たというのは、驚嘆に値しますね。彼が名実ともに仮面ライダーという存在になっていくのを丁寧に丁寧に描いてきましたが、中でも自らの意思で人間を守ると決めて戦った今回は、ヴラムという仮面ライダーにとっての大きなワンステップだったと思います。もちろんその陰には幸果さんの貢献も欠かせなかったわけで、お菓子がモチーフのライダーなのにちっとも甘くないこの物語にはほんとに欠かせないですね、彼女は。

 

 一方今回のラスト、酸賀の研究所を訪れた絆斗は、とうとうビターガヴを生み出していたのが酸賀だということに気づくことに。ほんと、衝撃の事実に打ちのめされてばかりで気の毒になりますね彼は…。