BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第4話 感想

 吠たちの前に突如現れたゴジュウイーグル。変身を解除して現れたその姿は、なんとおじいちゃん。頑固一徹の老人だった彼、猛原譲二は、長年連れ添った妻が他界した後にテガソードと出会い、青春をやり直すことを願った。テガソードの計らいで若い姿に戻った彼は高校へ入り、猛原禽次郎と名乗って第二の人生をスタートさせたが…。

 

 ゴジュウイーグルの正体は若返ったおじいちゃんだった!…いやはや、完全に騙されましたね。まぁ前作にも正体が猫獣人タイプの宇宙人のオレンジがいましたけど、いきなりかまされた分こっちの方が驚きが強いです。それにしても87歳のおじいちゃんにまで声をかけるとは、テガソードの指輪の戦士の人選の基準はどうなっているのやら。まぁ平等ではあるんでしょうけれど。頑固一徹、家族のために必死に身を粉にして働いてきた結果、妻にも先立たれ家族からは煙たがられるようになった老人が「青春をやり直したい」というのはわかりますけど、それが具体的には「パーリーピーポー」になるというのは、まぁこの番組らしいですけど。しかしそう簡単に人間が変われるはずもなく、どうしても生来の頑固ぶりが出てしまい失敗続きの禽次郎。しかしノーワンの襲撃を機に改めて第二の人生を生きることを決め、孫が自分の夢のために歩き出したのを見届けて去っていく。いいラストでしたね。散々トンチキを繰り広げた挙句なんかいい話風に終えるのはドンブラの手口なんですが。しかし、他の4人はまだ詳細が明らかになっていないとはいえ深刻な過去がありそうなのに、禽次郎だけはもう家族との別れを済ませて歩き出してしまった上に、目指す夢もパーリーピーポーというそれだけ聞けばなんともチャラい夢なんですが、これでこの先大丈夫なんですかね。