倒した鬼ごっこノーワンの中から突如現れた謎のノーワン。それこそ凱亜が探し求めていた「一本角の野獣」であり、その正体には彼の哀しい過去がまつわっていた。死ぬつもりでノーワンに挑もうとする凱亜だったが、彼との会話の中で彼の真の願いに気づいた陸王は…。
前回から一転して、ゴジュウジャー始まって以来とも言える終始シリアスな物語が繰り広げられた回でしたね。狼鬼を彷彿とさせる鬼ノーワン、テトムが歌っていた歌、それに凱亜を助けるために一時的に復活したガオキングと、作り手側のガオレンジャーに対する思い入れの強さが端々から感じられました。結局凱亜の婚約者である瑠菜が蘇ることはありませんでしたけど、これはあまりにも奇跡を乱発して死者まで簡単に蘇ってしまったガオレンジャー本編に対する反省なのかな、とも邪推してみたり。その耳の良さで凱亜や瑠菜の本当の願いまでをも聞き取った陸王もよかったですが、考えてみれば彼が最初にブンレッドの指輪を持っていたのって、「悲鳴を聞き逃さない」という意味で実にふさわしかったんですね。そんな彼に感謝の気持ちと共にガオレッドの指輪を託し去っていった凱亜。ナンバーワンバトルではなく、指輪の戦士の願いを叶えることによって平和的に指輪を譲り受ける、というゴジュウジャーの様式も、いよいよ定着してきた感じですね。