店で出されるようなお菓子を食べたいとごね出したデンテのため、スイーツ作りを始めるショウマたち。一方、ジープを改造したことについてニエルブに問い詰めに行ったグロッタはデンテが生きていることを知り…。
ストマック家きっての武闘派というそれまでのイメージから一転、リゼルが出てきて以降はそれとは裏腹にストマック家の中でも家族思いな一面があることも描かれてきたグロッタ姐さん。しかし、無断でジープの体を改造したことを問い詰められたニエルブの「姉さんに相談したってどうなるの? 手が出て終わりでしょ?」というセリフはきつかったですね。そりゃあニエルブからしたらそのとおりなんですけど、この「言葉より先に手が出るから頼っても何にもならない」って認識、おそらくストマック家全員のグロッタ姐さんへの共通認識なんでしょうね。本人としては家族を思う心があったとしても、それが伝わらなければそんなものないも同じなんですから。そして生きていたことを知ったデンテおじさんのもとに赴き協力を強要するも断られたばかりか、誰よりも家族思いであるために家族がバラバラになることに寂しさを感じているという本心を見抜かれ、それに逆上しておじさんを手にかけてしまう…。ジオウで順一郎おじさんがソウゴに言った「寂しい時に寂しいって言えない人間なんて、人の痛みがわからない王様になっちゃうぞ」という言葉を思い出しました。寂しいと思うような心を自分の弱さとして捉えてしまい、それを覆い隠すためにひたすらに強くなるしかなかった。グロッタ姐さんって、そんな哀しい人なんじゃないでしょうか。しかし、他のストマック家の連中と同様、彼女も結局は自分本位に他人を犠牲にし続けてきたことは変わらないため、シータやランゴ同様、裁きの時は目前に近づいてるでしょう。次回、弟とデンテの仇を討つために燃えるラキアが、彼女に挑みます。