休日の太陽倉庫を訪れたオーナーのオオヤサブロウ。サブロウの誘いで釣りに行こうとするソラトとコウセイだったが、アユムからも怪獣の仕業と思われる事件の知らせが入り、それがもとでソラトとコウセイは喧嘩をしてしまう…。
倉庫のオーナー、オオヤサブロウを演じるのはダイナのヒビキ隊長でおなじみ、木之元亮さん。オーブでも鉄工所の所長役で登場しましたが、豪放磊落な性格で深い人生経験から若者に助言を与えるという役どころは今回もそれらに通じるところがありますね。アユムからの連絡に一人で行けるからコウセイは釣りに行けと悪気なく言ってしまうソラトと、本当は一緒に来てほしいと言ってほしかったコウセイの感情のすれ違いが今回の話の核でしたが、宇宙人でありながら人間の感情の機微にもよく通じていたこれまでのウルトラマンと違ってソラトはそっちの方も疎いらしく、記憶を取り戻すだけでなくまだまだ人間について勉強しなければなりませんね。
高層ビルに巨大な爪痕が刻まれるという奇妙な事件。その犯人は、テリジノサウルスが怪獣化した怪獣であり、前足の鋭く長い爪と透明化能力が特徴のテリジラスでした。原型であるテリジノサウルスはまだ謎の多い恐竜で、食性については植物食だったという説が有力ですが確定していません。一方それが怪獣化したテリジラスですが、爪で高層ビルに爪痕を残して縄張りをマーキングし、人間を捕食するという行動からもわかる通り、明らかに肉食。アンギラスがそうであるように、草食恐竜も怪獣化すると食性が肉食に変わることは珍しいことではないようですが。おまけに恐竜時代には当然なかった透明化能力まで身に着けており、素早い動きも相まってオメガを苦しめましたが、サブロウさんの後押しで駆けつけたコウセイが起動させたレキネスが参戦。念動力で周囲の自動車を宙に浮かせ、その動きから透明化したテリジラスの位置を把握。さらにレキネスがレキネスアーマーとなってオメガと合体し、最後は念動力によって空中に拘束されたところを滅多切りにされ倒されることとなりました。ただ気になるのは、これまでの怪獣と違ってテリジラスに関してはソラトは何も思い出さなかったことですね…。