BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンオメガ 第8話 感想

 登山客などが異様な空間に迷い込む超常現象が発生するという霧降山。その現象の正体がブリガドーン現象ではないかと睨む大学のオカルトサークルからの依頼を受け、アユムはソラトとコウセイを伴って霧降山へと足を運ぶが…。

 

 大学のオカルトサークルからの依頼で霧降山を調査することになったアユムたちですが、このオカルトサークル、異空間へのゲートを人工的に作り出すことができる装置を持っていて、はっきり言って異空間よりもこいつら自身が謎ですね。ついこないだまで怪獣の存在すら知られていなかった世界に、なんで大学生でありながらこんなトンデモ技術を持ってる奴らがいるんだか。そして、今回も出てきましたよ太平風土記。これが出てくるたびに書いてますけど、怪獣について書き記した同じ名前の古文書が複数の並行世界に存在してる理由、そろそろ明らかにしてもいいんじゃないでしょうか。私としては、並行世界を旅しながら怪獣についての記録をそれぞれの世界に書き残している何者かが存在するか、何者かが様々な世界の人間の精神に干渉して太平風土記という名の記録を書かせている、というのが有力な説なのですが。

 

 噂の異空間の中は、建造物も含めて時代もバラバラな様々なものが無秩序に存在する場所でしたが、そこにはあのモンスアーガーまで。今回も素性としてはダイナやデッカーに登場したものと同じっぽいですが、ソラト曰くモンスアーガーもこの世界にどこからか閉じ込められた存在らしく、いつもとは違った変則的な登場の仕方となりましたね。先述の装置が暴走したせいであっちにこっちにゲートが開き、モンスアーガーがそこから出ていこうとするたびにそれを止めてはゲートをふさぐオメガの姿がコミカルに描かれましたが、デッカーの時ほどオメガを苦戦させることはなく、トライガロンアーマーを装着したオメガによって自慢の頭のバリアを破壊された上で、X字状に切り裂かれて爆散したのでした。

 

 こうして無事異空間からの脱出に成功したソラトたちでしたが、異空間の中にいた謎の少年はその姿を見送りながら「オメガ」と呟き…。この異空間、もしかして今回の話では終わらない、何か重要な存在なのでしょうか…。