ソラトの分の食費も一人で賄っているため、給料日前に金欠のコウセイ。朝食のバナナ1本をじゃんけんで取り合うという嘆かわしい状況だが、そこに冬眠中の怪獣が発見されたというニュースが舞い込む。調査に来ていたアユムと合流する2人だったが、怪獣が眠る土地は日本有数の大企業「カネナリコーポレーション」によって購入されており、社長のカネナリは怪獣保護を謳って怪獣を見学できるパークの建設を計画しており…。
世の中に何か新しいものが現れれば、それを利用して金儲けをしようと考えるのが世の常というもの。怪獣に関してもそれは例外でなく、寝ている怪獣を見世物にして金儲けをしようという社長が出てくるのが今回の話ですが…まだその生態に関してはほとんど何もわかっていない怪獣を管理しようとすることがどれだけ無謀かは説明の必要すらなく、それを怪獣よりも脅威度は低いであろう恐竜でやろうとしてどうなったかに関しては、かのハリウッドの恐竜パーク映画を見れば御覧のとおり。第一、寝てるだけの怪獣を見世物にしたところで、客はすぐに飽きるに決まってるんですが。日本有数の大企業の社長らしいですが、とてもそうは思えないほどのビジネスプランの甘さですね。
で、眠っていた怪獣の正体はおなじみグビラ。オカグビラではない普通のグビラが出てくるのは久々な気がしますが、いまだに見た目がどう違うのかよくわかりません。今回は「寝たふりをして得物をおびき寄せる」という習性があることが新たに明らかにされ、怪獣パークの記者会見が始まるや否や目覚めて活動を開始。オメガとトライガロンとの戦闘では、球状の潮を噴気孔から発射し、標的の頭上で破裂させて潮の雨を降らせるという妙な水芸を披露。浴びたオメガが痺れるような描写がありましたが、オメガやトライガロンには大した攻撃とはならず、トライガロンアーマーを装着したオメガに噴気孔を攻撃され潮吹きを封じられたうえで、必殺技を喰らい木っ端みじんに爆散しました。