ナイトメアである巨大な監獄の中でねむを連れて行方をくらましてしまった社長。目覚めた莫は、富士見となすかから残酷な真実を知らされることに…。
なんと、なむは4年前のロケバス事故で意識不明になったあと入院中に忽然と行方不明になっていた。夢に現れるねむは確かに本人ではあるものの、彼女自身も現実で生きているのか死んでいるのかわからない…という、いろいろややこしいこの作品らしくヒロインもまたややこしいことになってますね。広告やCMに出ている彼女は行方不明になる前の映像を加工したりしているものなんでしょうけど、日本では知らぬ者がいないほどの国民的人気タレントが、4年間も生で人前に現れていないのにマスコミもネットも誰も気づかずに騒ぎになっていないというのも、なんだか現実感がありませんけど。
超巨大ナイトメアであるプリズンナイトメアですが、意外や意外、脳みそが不可視の状態とはいえ頭の上にむき出しで浮かんでいるというわかりやすい弱点が存在。まぁ本来こいつは標的を体の中に閉じ込めるナイトメアなので、弱点は体の外にあった方がかえって安全なのでしょうが、莫に見抜かれたのが運の尽き。天井をぶち抜いて外に出たゼッツのライダーキック一発で脳みそをぶち抜かれ、巨体にそぐわないあっけない最期を遂げました。
ねむの生存を信じる莫は社長に真相解明を誓い、社長もそれを信じることでこの一件は落着。しかし、その頃現実のねむはといえば…どうして「不審な男が昏睡状態の女性を拉致して監禁する」という事件が戦隊で片付いたと思ったら、次の週で同じことがライダーで起こってるんだか…。